日本企業のDX推進に不可欠なアジャイル開発技術者を認定する公式機関。知識だけでなく技量・経験・コミュニケーション能力も評価する包括的な認定制度を2025年9月より開始します。
日本企業がDXを成功させるためには、改善型の素早いシステム開発とサービスのリリースが不可欠です。アジリティのあるサービス展開はアジャイル開発により達成できますが、日本ではこの技術を持つITエンジニアが不足しています。
IT白書の調査によると、DXに成功した企業はアジャイル開発の活用率が高いことが明らかになっています。このギャップを埋めるため、知識だけでなく実践力も評価できる認定制度が急務となっています。
IPA「IT白書」より
当協会のエンジニア認定資格は、一般的な検定試験とは異なり、技術的知識だけでなく実務技量・実践経験・コミュニケーション能力も評価対象とします。
エンジニア認定資格での評価方法
研修の例としてしては、アジャイル開発の基礎から実践的な技術要素まで網羅した4つの研修プログラムを提供します。認定は、アジャイル入門をエントリーレベル、その他をベーシックレベルとする予定です。
これからアジャイル開発に取り組む全ての方に受けて頂きたい研修です。アジャイル開発のプロセスとして主流の「スクラム」と「XP(エクストリームプログラミング) 」について学びます。
仕様変更や機能追加に強いソフトウェア設計を、GoF(Gang of Four)のデザインパターンを基に学びます。23のパターンの中から、特に開発現場でよく使われるものを取り上げ、実装コードを交えながら解説していきます。
アジャイル開発の中でもキープラクティスの一つであるTDD(テスト駆動開発)について、Kent Beck氏が作成したテキストを用いて、実践形式で学習します。
プログラムからの設計改善の技術であるリファクタリングについて、実践形式で学習します。
日本のDX推進に貢献するため、IT業界を代表する企業の経営幹部によって構成される運営体制を整えました。
アジャイル開発者としてのスキルレベルに応じた認定制度を設けています。初学者から熟練者まで、それぞれの段階に合わせた評価基準と研修プログラムを提供します。
求められるスキル
認定方法
「エクストリームアワー」などの90分程度のアジャイル演習を受講し、認定者による評価を受けます。
対応研修プログラム
求められるスキル
エントリーレベルの知識に加え、アジャイル開発に不可欠な以下の技術要素を習得していることが求められます
採用側から見たスキル
プロジェクトで採用されているフレームワーク、CI/CDなどの技術を習得していれば、即戦力としてエンジニアに参加可能なレベルです。
対応研修プログラム
認定方法
検討中
ローコードツールを利用して、アジャイル開発を行える
「ローコードツールによるアジャイル開発(仮)」住友電工情報システム社
その他、アジャイル認定アソシエーションが認めた研修
検討中
アジャイル開発でのプロダクトオーナーの役割と実際の行うことを理解している
「デザイン思考とアジャイル開発のサービスデザイン研修(仮)」大日本印刷社
その他、アジャイル認定アソシエーションが認めた研修
検討中
アジャイル知識体系と研修マッピング
研修の体系
知識の網羅性と同時に、習熟にもレベルがあります
以下のような習熟度レベルを検討しています
アジャイルエンジニア認定アソシエーションは、日本企業のDX推進に必要な人材の育成と評価を通じて、日本のIT産業の発展に貢献します。
2025年7月の正式開始に先駆け、モニター研修や事前認定などの準備を進めています。最新情報は当協会ウェブサイトでご確認ください。
日本のDX推進には、アジャイル開発のできるエンジニアが不可欠です。当協会の認定制度を活用し、企業と個人の成長をサポートします。
問い合わせ先:info@agile-engineer-association.jp
ご質問などございましたら事務局(ABC協会)にお尋ねください